ハンコを本格的に彫り始めて6ヵ月が経ちました。
自分なりに工夫を繰り返し、以前と方法が変わりましたのでまとめてみます。

[15回]
左から
・ほるナビA6版(630円:
株式会社シード)
・パラフィン紙(1枚30円~40円程度 A1ぐらいのサイズ)
・超薄刃精密ナイフFE-11(370円:
株式会社アイガーツール)
・精密マイクロナイフTK-05三角(1,050円:
株式会社アイガーツール)
・そうじねり消し(105円:
株式会社シード)
・0.3mmシャープペンシル(芯は2B)
・インクパッド(小231円、大800円程度)
・アクリル板
・デッキシールド
ほるナビは匂いつきのものや硬めなど様々あります。
このシリーズは彫ったところが分かりやすいところが便利です。
パラフィン紙は自宅に大量にあるので使ってます。
普通のデザインナイフは持ち手が丈夫で安定してますが、
刃の厚さが0.5mmなので今はこっち(0.38mm)が気に入ってます。
このタイプは使い捨てなのですが、50個ほど彫っても切れ味が落ちません。
その切れ味ゆえにたまに手をブスっといきますが(笑)
精密マイクロナイフは普通の三角刀と違い先が小さくてやりやすいです。
三角刀とナイフは模型屋(ヨドバシカメラ)で見つけました。
そうじねり消しは押す前に使います。面倒なときは水洗いで代用します。
シャープペンシルを細くしたことで細部まで表現できるようになりました。
ですが、いまでの4Bえんぴつと0.5mmシャープペンシルは使ってます。
インクパッドは色々買いましたが
彫ったハンコ自体の陰影がくっきり分かるので私は黒が好きです。
アクリル板は机に硬い面がないので購入しました。
デッキシールドは知人、友人にあげる際に入れる袋として使ってます。

まず、ハンコを切り出します。線を引いて包丁でばっくりやります。
カッターより断然きれいに切れます。
ただ、香りつきのものは包丁ににおいが移るので注意。
余談ですがラベンダーの香りがする刺身を食べました。
ほるナビはおよそ15cm×10cmなので六等分すると5cm×5cmとなります。
また、デッキシールドにぴったり入るので友人等に差し上げる際も便利です。

彫り始めます。インターネットやスキャナーで用意した画像を、
ペイントソフト等で正方形に切り出し、ワードに貼り付けます。
ワードだと印刷で失敗も少ないですし、書式設定でサイズの変更も楽です。

パラフィン紙を少し大きめに切り、セロテープで固定します。
2か所ほどしか固定しないのは、元の絵と見比べるために、めくれるようにするためです。

トレース完了しました。
このままだと線がハンコにうつらないのでなぞり直します。
同時に影の部分を黒く塗っていきます。

こんなかんじです。鉛筆の芯が濃いと粉だらけになるので
トレースする前にきちんとはたいておきます。

ハンコに載せます。
その前にハンコに着いているサラサラの粉を水洗いで落とします。
これをしないと線がきれいに写りません。
そして定規など硬くて平たいもので一気にこすります。
ためらうと紙が浮いて線がブレます。

トレース完了しました。
あまり写らなかった部分はシャーペンやボールペンで修正します。

元デザインや、トレース済みの紙をみながらデザインナイフで切ります。
ポイントは線が台形の頂点になるように斜めの向きを維持することです。
ちなみに私は細かいところから彫るのが好きです。

細かい部分を彫り終えたら、大きい部分を三角刀で彫ります。

周りをデザインナイフで切ります。
背景を白にする場合は全部彫るのですが、
キャラを際立たせたい場合は残すといいです。ただしインクがたくさんいります。

彫り終えました。そうじねり消しを使って細かいくずをとります。
シャーペンのあとが気になるときは水洗いをします。

インクを載せます。インクパッドで本体を満遍なくたたきます。

押してみます。緑はあんまり映えなかったなぁ。

やっぱり個人的には黒が好きです。
以上が現在の彫り方です。トレースがうまくできないときは
窓ガラス越しにやったりするので外からみたらきっと不気味です(笑)
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